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プッシュー
今日は休みの日だけど、電車の中は誰も乗っていなくて、私たちはボックス席に座った
舞『そういえば美香と遊びに行くのって、なんか久しぶりだよね?』
早紀『二年生になってから水泳の練習ばかりしてたね』
ふと二人の視線がこっちにむく
美香『うん、ごめんね どうしても上位に入りたくて』
苦笑いをしながら両手を合わせた
すると早紀が真顔になって
早紀『でもあんなに練習してたのに、ホントに残念だね』
美香『う~ん、やっぱりなにかが違うのかな?手の伸ばし、とか息継ぎとか』
椅子に座りながら水泳のクロールのスイングをしてみた
向かい席に座っている舞が私の手を避けながら
舞『そう?見ててもそう違わないよ…と、と』
早紀『でもなんで水泳だけだめなんだろうね、水泳以外ならなんでもできるのに』
それが最大の疑問…なんでだろう?
水と相性が悪い?
………なわけないか
――――――ガタン、ガタン
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