呪われし魔神の力

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「も、もう良いですか?」 今ミレナは気を使ってお風呂場の方にいる。 まあ、一応此処って一人部屋だからね。 「あ、うん。いいよ」 そう言うとミレナが出てきた。と同時に扉がコン、コンと叩かれる。 「あ、はい」 誰だろ? こんなに朝早くに…… ミレナが扉を開けると、陽気な声が返ってきた。 「よお! ミレナちゃん。迎えにきたぜ」 「え! レ、レイン!?」 余りに意外で、だけどよく考えると意外でもないのかもしれない人の登場で驚きの声をあげてしまった。うん、自分でも何言ってるか分からない。 「んあ、シオンか! なんだお前ミレナちゃんの部屋で住んでるのか? 羨ましいなあ、コンチクショー!」 そうニヤニヤしながら言ってくる。 「どういうこと?」 「///は、早くいきますよ。レインさんも早く」 何故かミレナが慌てそう促した。 「ミレナちゃんは可愛いねぇ」 「茶化さないでください」 少しばかり、レインを睨むように言った。 「おっと……ごめん、ごめん。じゃあシオン行こうぜ!」 「え?あ、うん」 そうして三人は楽しそうに話しながら食堂に向かった。
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