始まりの鐘

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「どうですか?」 やはりミレナは心配そうに聞いきた。不安は隠しきれてない。 「うん。この炒飯は、少し塩辛いかもしれないけど、あとは、美味しいよ」 僕は率直な感想をもらした。まあ、昔の暗黒物質よりは凄い進歩だね。 「本当ですか?ずっと練習してきたかいがありました」 そういったミレナは、とても嬉しそうだ。 うん。やっぱりミレナは、笑顔が一番だよ。 † 「ふー、お腹一杯だあ」 「ふふ、じゃあ片付けますね」 そういって片付けようとしたので慌て止めた。 「いいよ。僕が片付けるよ。料理を作ってもらったんだし。ミレナはお風呂にでも入ってきてよ」 「そうですか。じゃあ御言葉に甘えて……兄さんも一緒にはいります?」 ミレナは何か思い付いたのか、意地悪そうな笑みを浮かべ聞いてきた。 「え?」 片付けようとしていた皿を落としそうになってしまった。 「冗談ですよ。兄さん、じゃあ後は任せましたよ」 「え、あ、うん」 ミレナっていつの間に冗談なんて覚えたんだろ? いやそれより何か今日、女難の相でもでてるのかな?
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