影踏み。

2/2
前へ
/76ページ
次へ
夕日が 沈んだ 辺りがだんだん暗くなって街頭が僕らを やさしく照らした   少し前を 歩くきみが 影踏みしようと 僕の後ろに回って 無邪気に笑った   気付いたら もう冬で 時間はとても 足早に過ぎていた きみといる季節を もっと大切に 過ごしたかった   やっと見つけた答えも 今じゃ無意味だね 必要なものだって きみがいなきゃ別に ただのガラクタと同じ   心に鮮明に残っている あの影踏み遊びが 君の笑顔が 僕の胸をぎゅっとまた 締めつけた
/76ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加