5月

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雄「な、何で笑うの?」 美姫「何でもなーいっ♪」 あたしは笑った。 これからどうなるか…なんてわからないけど、 きっとみんなと幸せな日々が過ごせると思うんだ。 あたしはママの前に立つ。 美姫「ママ、ごめんなさい。」 あたしは頭を下げる。 美姫「自分勝手だってわかってる…でも、結婚は本当に好きな人としたいから…。」 ママの目を見る。 亜稀「本当に好きな人…?」 美姫「…うん。」 亜稀「誰なの?まさか…」 美姫「いつか言う。あたしが…立派なお嬢様になったら…。」 あたしは決めた。 立派な本物のお嬢様になって、 真宮聖に相応しいレディになるの。 それまで…待ってて…。 それから傑が車を用意してくれた。 ママとは気まずかったけど、あたしの心は晴れていた。
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