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I don't care as long as you are happy.
(あなたが幸せでありさえすれば私はかまわない)
そんな言葉なんて嘘だと、あの時ははっきり言っていた。
コンビニや飲食店に置かれているチャリティーボックス。
あれは酷く嫌悪した。
あんなのにお金を入れる人なんて、完全な偽善者なのだと。
そうじゃないか?
あんなの人を救いたくて入れる奴ばかりじゃない。絶対にその奥にある「人を助けた」という感情を求めて入れているんだ。
誰だってそうだ。
金を入れた後、そう思わない人なんているのだろうか?
結局チャリティーボックスなんて、その気持ちを買うための道具でしかない。
…歪んだ心。
今は普通にそう思える。
だが、あの時は、それが当たり前だと感じていた。この考えが教科書に載っていると言わんばかりに。
私の歪んだ教科書にはこれ以外の事も沢山綴ってあった。
母親は家にいないものだ、とか。
ご飯は作るものじゃない、とか。
友情は壊れるものだ、とか。
…人間は人を裏切るものだ、とか…
荒んだ、荒んだ心だった。
充実した毎日を送っている今なら間違った教科書だと、言えるのだが。
あの壅塞しきった心では、その教科書は正しく、道標だった。
死んだ、目をしていた。
死にたかった。
そう思わせた中学生活を
私は
忘れる事ができない。
絶対
これからも
永遠に。
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