出会い

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それからは、母がしゃべっていた。 私は終始、無言で俯いたまま母と海本先生の話を聞いていた。 やがて、話も終わり、特に話すこともなかった私の面談はすぐに終わった。 帰り際、私は初めて海本先生の顔を見た。 その時の先生の顔は心なしか少しだけほほ笑んでいた。
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