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「で、レイド君。我ら、君に頼みがあるんだ。」
次はヴァン様が切り出されました。
「何なりと。」
「実は…我らには、息子が居るんだ。」
「この子の…兄。」
ユリ様がお腹をさすっておられました。
よく見たら、ユリ様のお腹はぽこりと膨らんでおられました。
「ラドって言う子で…レイド君、君と同い年だと思うんだが…」
「ラドは…6歳。」
「私の齢は明確ではありません。しかし、6歳ぐらいだと言われました。」
がたがた走る馬車の中
この言葉に、夫妻は反応なさりました。
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