幼き日に誓いし

8/31
前へ
/31ページ
次へ
ヴァン様は、私から何も聞かずに患部に右手をかざされました。 「ライファイ…」 ヴァン様の右手から淡い光が発せられると、足の痛みはみるみるうちに取れました。 「痛みは無いかな?」 「は…はい!ありがとうございました!!」 ヴァン様はうんうんと頷くと、女性の方に目を向けられました。 すると、反応するかのように女性が話し始めました。 「エレギオン郷…」 「何でしょう?ユリ夫人?」 ユリ様は、表情をピクリとも変えません。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加