前田慶次

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謎7 ・前田慶次は上杉家に仕官した時期が不明である。 【検証】  慶次は、慶長3年(1598)から慶長5年(1600)までの間に、上杉家に仕官したと推定されている。兼続の配下となり、出羽最上家の部隊と戦い、長谷堂城攻めなどで奮戦し、功績を立てたといわれる。また、『武辺咄聞書』では、利家公を騙して出奔し、穀蔵院ひょっと斎と改名した話が掲載されている。だが、上杉氏に仕官した詳細な時期に関しては不明なままである。 謎8 ・関ヶ原合戦での動向は、軍記物類に記述されるが、諸説ある。実際はどうなのか。 【検証】  関ヶ原合戦では、長谷堂城合戦にて、見事撤退戦を成功させ、上杉家家老の直江兼続の命を助けたというのが、一般の説である。これは、史料にも記されていることのため、間違いないだろう。
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