人間と悪魔

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"悪魔"だと肯定されたことに、特に驚いた様子もなく少女は尋ねる。 「花嫁探し。」 そう言って少年は少女に近づいてきた。 「あんたが気に入った。俺と一緒に来い。」 片腕を引き、少女を優しく包み込む。突然すぎる告白に少女は… 「…変わらない日常に飽きてたの。あなたは私を楽しませることができる?」 少女は挑発的な笑みと瞳で少年を捕らえる。一瞬表情が固まるが、少年はすぐに柔らかく微笑んだ。 .
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