一緒に歩こう

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「本当に恨んでるのかな。お兄さんは、後悔はしても椿を恨んではないよ。」 「アタシが死ねばよかったんだ。」 「違う!!」 「・・冬夜」 「お兄さんが後悔してるのは、椿のところに向かったことでも、死んだことでもないよ。」 「・・じゃあ何。」 「椿の絵を見れなかったことだよ。」 「えっ?」 「大好きな妹が待っている場所に行って、誉めて挙げることができなかったことを悔しく思ってると思う」 俺は、その場にいなかったし、今椿の視点からみた話しか聞いてないから、もしかしたら間違っているかもしれないけど。 きっと、お兄さんと同じで椿のことが好きだから。 俺だったら自分のことよりも椿が大事だと思うから。 「お兄さんは椿を恨んではいない。俺も、きっと同じことすると思うから。椿が喜ぶことしたいって思うから」
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