8人が本棚に入れています
本棚に追加
「本当に恨んでるのかな。お兄さんは、後悔はしても椿を恨んではないよ。」
「アタシが死ねばよかったんだ。」
「違う!!」
「・・冬夜」
「お兄さんが後悔してるのは、椿のところに向かったことでも、死んだことでもないよ。」
「・・じゃあ何。」
「椿の絵を見れなかったことだよ。」
「えっ?」
「大好きな妹が待っている場所に行って、誉めて挙げることができなかったことを悔しく思ってると思う」
俺は、その場にいなかったし、今椿の視点からみた話しか聞いてないから、もしかしたら間違っているかもしれないけど。
きっと、お兄さんと同じで椿のことが好きだから。
俺だったら自分のことよりも椿が大事だと思うから。
「お兄さんは椿を恨んではいない。俺も、きっと同じことすると思うから。椿が喜ぶことしたいって思うから」
最初のコメントを投稿しよう!