新しい道の始まり
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外にでると、ちょうど空はオレンジ色に輝いていた。 「俺も何か熱中できるものやろうかなぁ。」 「じゃぁ、一緒に絵を描こうよ。」 「絵かぁ。」 椿がにこにこしながら俺を見る。前より表情豊かになった椿は花のように笑う。 「あっ。俺熱中するもん見つけたんだった。」 「何?」 「椿。」 「えっ!!」 真っ赤になる椿を見ながら、夕日とどっちが赤いかなんてことを真剣に考えていた。 END
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