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この日だっていつもと変わらないって思ってた。
いつもの古い図書館に椿と俺が肩を並べて座って、何でもない、意味のない会話を繰り広げて終わるって思ってた。
けれど、椿の顔は何だか何時もより少し強張ってた。
「どした?」
「え?」
「なんか、難しそうな顔してるぞ。」
「・・・・そっかな。」
「ああ。」
「じゃあ、難しいことなのかもね。」
「・・・・なんだそりゃ。」
意味不明な会話は何時もどおりで。
やっぱり気のせいだって思った。
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