三日月と指輪の招待状

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私はバッと振り返った。しかし今の声の主は見当たらない。 空耳か…と自分を納得させ また一歩ドアに近づきドアノブに手を差しかけようとすると先刻の声がまた聞こえた   「俺が話し掛けたのに まぁだ入ろうとするのか?困ったアリスちゃんだなオイ」   その声は大きく叫ぶような声に聞こえるも耳元で囁くようにも 聞こえ色々な所からの声に錯覚を覚え頭の中で木霊する。 再び後ろに振り返った…が やはり誰も居ない。   けど あたかも先刻とは違う可笑しな部分があった。
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