甘い罠

11/18
前へ
/311ページ
次へ
どのくらい経ったかな… あたしの ただならぬ状態が 電話越しに伝わって 迎えにきてくれるってゆう オカダを 病院の 西側出入り口の前で しゃがみこんで待った …服の乱れや、パンツを 履いていない事なんか 考える程の 余裕なんかなくって ただ…ぼーっと… オカダに早く会いたいと それだけしか 考えることができなかった "キーっ!…バタン! " 目の前に コンパクトセダン系の車がとまり オカダは あたしをみつけ駆け寄って来て 余計な事わ 何も言わずに 「もう大丈夫だ!」って あたしを抱き締めてくれた その…手が温かくて あたしも ギュッと抱きついて 小さな声で泣いたんだ
/311ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1042人が本棚に入れています
本棚に追加