中学のクラスメート

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中学のクラスメート

私の中学校は市内随一の小規模校で、三年間クラス替えがなく同じ仲間と過ごした。 中学三年の一学期までは、私は浮いていたようだった。それも、毎日目に隈をつくって、階段も満足に登れないほど水泳に打ち込んでいて、とても友人関係までは気が回らなかったのだろう。しかし、受験生になってからは毎日が楽になって、そちらの方にも気が向くようになった。 それで、中学の最後の方はなんとか嫌われてない状態になったと思っていた。 しかし、卒業式の後のカラオケで、私が歌い終わって、そこはかとなく携帯に手を付けると、 「キモい、帰れ」 と言う、メールが入っていた。 なので、私は用事が入ったと言って、独り帰った。 目に涙がにじむのを感じた。 それからというもの、私は中学の同窓会にほかの嫌われ者と一緒に殆ど呼ばれない。 中学時代、私はどうしたらよかったのか未だに答えは出ないのである。
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