犬に産まれた僕。

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         いつもと変わらない日々… 僕はどんどん大きくなっていった。      だけどやっぱりまだまだお兄ちゃん達より足は遅いの。          そんなある日、 髪の長い小さな人間が 僕たちを見て何かを言ってきたんだ。       もちろん何を言ってるか分からず、 僕は鳴いた。        「どうしたの?」      「何か用?」        向こうにも僕の声は届かない。      顔を見ると、とても優しい顔で僕たちを見つめているのに気付いた。      
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