第1章 罠

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急に車が止まった。 「何か飲む?」 神崎は自販機を指差している。 「あたしは…いいですよ。」 「ちょっと待ってて。」 神崎が車を降りた隙に、 もう一度携帯を開く。 まだ返事はきていなかった。 「ごめんね。」 戻ってきた神崎の手には紙コップが二つ。 「はい。」 オレンジジュースらしきものが差し出された。
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