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彗星へ向かう途中の事であった。スリープモードにしていた通信回路が突然起動し、ハロから通信が入った。
ハロ「ニース、ニース!!」
ニース「ど・・・どうしたハロ?」
ハロ「タイヘン、タイヘン。ニースノベッドニプリンオトシタ!!」
ニース「ハロ!!これは非常事態や艦長に報告をする通信だぞ?私用に使ったら艦長になんて言われるか・・・それだけならきる・・・・・!!」
通信途中、ニースの乗るMSに無数の実弾が着弾した!!
ニース「グァァ!!」
攻撃を受けると供に、艦長室よりヤメルから通信が入った。
ヤメル「応答せよニース!!一体どうした!?整備員より右足の部品が損傷したと報告を聞いているぞ?」
ニース「敵です!!しかも実弾で撃たれました!!」
ヤメル「よし、敵が居たならレーダーで探知して・・・・」
ニース「艦長、操作方法は粗方分かります、それより発砲許可と応援をお願いします。」
ヤメル「ウム、そうだな今はお前の言うとおりだな。だが、一つ言っておこう、発砲許可は既におりておるぞ?」
ニース「早く言ってくださいよ~。」
ニースは操縦桿を握り、レーダーを元に敵へ接近した。
ニース「変だぞ?こんなに早く動くMSなんて?・・・まさか隊長機か!?」
そう、レーダーより通常機の何倍もの速さで動くMSが確認されたのだ。
ニース「ヤメロ艦長!!応答願います。」
戦闘時なのでモニターは正面ではなく、右側に表示された。
ヤメロ「何だ?」
ニース「このMSの速さ・・・もしかしたら隊長機かもしれません。」
ヤメロ「そうか・・・では深追いは禁物だ。撤収しろ。」
ニース「了解で・・・嘘だろ!?」
ヤメロ「どうした?」
ニース「旧式です、歴史の辞典に載っている赤いザクです!!」
ヤメロ「ザクだと?そんな旧式を向こうも使うようになったのか?」
ニース「艦長、目の前まで迫ってきます!!」
ヤメロ「えぇーい!!お前は生き延びる事を最優先に、時間を稼げ!!」
ニース「出来る限りやってみます。」
?「此処は一体どこなのだ?」
ニース「コイツ!!」
ニースはMSの背後に搭載した、バズーカを構え、赤いザクへ発砲した!!
?「当たらなければどうということはない!!」
ニース「くそッ!!外したか。」
?「どうやら、君は敵のようだな。ならば、こちらも全力で生かせてもらう!!」
ニース「は、早い!!」
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