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そう、ニースの目に映るあの美しい光を放つ星は、ニースが探索する星彗星であった。
ニース「まずいぞ、このまま此処で待機してたらぶつかる!!」
ニースは泳ぐ要領で、移動しようと試みた。
ニース「ダメだ、全然動かない。このままじゃ!!」
彗星は容赦なくニースへと近づく。
ニース「もうダメだァッ!!」
地球連邦軍・宇宙船ヤメロ
コックピット
操縦士「ヤメロ艦長、残念ですが・・・たった今ニースの消息が消えました。」
ヤメロはその場にガクッっと倒れこみ、遠くを見ているような目で涙した。
ニース「あれ?此処は・・・・あぁ、そうだ。俺彗星にぶつかったんだ、地獄か天国のどちらかだな。」
?「ニース、起きなさいニース。」
寝転がっていたニースは、起き上がり、目を開き辺りを見回した。
ニース「誰?」
そこには誰も居ず、ただ暗黒が広まっていた。
?「お前はNTなんだ、こんな所で死ぬ男じゃないだろう?
」
ニース「だから、誰なんだよ?そこに居るのか?」
ニースは立ち上がり、辺りを移動した。
ニース「ダメだ、誰もいないしただ暗いだけだ。やっぱり、此処は地獄なのか?」
?「またお前とは会うことになりそうだ。」
ニース「さっきから俺に話しかけているお前は一体・・・何者なんだッ!!」
?「まだ、名前を教えるにも姿を見せるにも早いんだ。」
ニース「何?だったら此処は何なんだ?僕は彗星に生身でぶつかって死んだんじゃないのか?」
?「そうだな、だがお前は今生きているぞ。」
ニース「何を根拠にそんな事を言ってるんだ?」
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