始動!!

8/9
前へ
/133ページ
次へ
そう、ニースの目に映るあの美しい光を放つ星は、ニースが探索する星彗星であった。 ニース「まずいぞ、このまま此処で待機してたらぶつかる!!」 ニースは泳ぐ要領で、移動しようと試みた。 ニース「ダメだ、全然動かない。このままじゃ!!」 彗星は容赦なくニースへと近づく。 ニース「もうダメだァッ!!」 地球連邦軍・宇宙船ヤメロ コックピット 操縦士「ヤメロ艦長、残念ですが・・・たった今ニースの消息が消えました。」 ヤメロはその場にガクッっと倒れこみ、遠くを見ているような目で涙した。 ニース「あれ?此処は・・・・あぁ、そうだ。俺彗星にぶつかったんだ、地獄か天国のどちらかだな。」 ?「ニース、起きなさいニース。」 寝転がっていたニースは、起き上がり、目を開き辺りを見回した。 ニース「誰?」 そこには誰も居ず、ただ暗黒が広まっていた。 ?「お前はNTなんだ、こんな所で死ぬ男じゃないだろう? 」 ニース「だから、誰なんだよ?そこに居るのか?」 ニースは立ち上がり、辺りを移動した。 ニース「ダメだ、誰もいないしただ暗いだけだ。やっぱり、此処は地獄なのか?」 ?「またお前とは会うことになりそうだ。」 ニース「さっきから俺に話しかけているお前は一体・・・何者なんだッ!!」 ?「まだ、名前を教えるにも姿を見せるにも早いんだ。」 ニース「何?だったら此処は何なんだ?僕は彗星に生身でぶつかって死んだんじゃないのか?」 ?「そうだな、だがお前は今生きているぞ。」 ニース「何を根拠にそんな事を言ってるんだ?」
/133ページ

最初のコメントを投稿しよう!

131人が本棚に入れています
本棚に追加