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朝、通勤や通学で人が行き来する道。
そんな道にある、とあるバス停は、同じ制服を着た男の子たちで溢れている。
ブロロロ……
キキーッ
バスがやって来て、停まる。
表示には、『汪海(オウミ)男子高等学校』とある。
そのバスに、男の子たちはどんどん乗り込む。
「今日さあ、1時間目から小テストじゃん」
「忘れてたし!」
「どんまーい」
例え若いと言っても、さすがに男ばかりでむさ苦しい。
たまに女性もいるが…。
残念ながらだいたいはお年寄りだ。
よぼよぼなおばあちゃんだ。
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