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本日はおばあちゃんさえいなくて、男子高校生だけだ。
バス内は男の子たちの笑い声や話し声で溢れる。
キー
ガタンッ
｢おっと！｣
｢うわ｣
バスが揺れる。
バスが揺れれば中身もぐらりと揺れる。
人込みで揺れれば、人同士もぶつかる。
ドンッ
ギュムッ
？｢いっ｣
｢あ、悪ぃ。足踏んだ？｣
？｢だ、大丈夫…｣
こうなる人々もいるわけで。
足を踏んだ少年は、再び謝ると、友達との会話を再開した。
足を踏まれた少年は、下を向き、踏まれた足を見る。
ローファーの踏まれた部分が少しシワになり、汚れていて…
《いたああぁい》
……………少、年？
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