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汪海高等学校前―…
キキーッ
プシュー
バス停に着くと、みんなゾロゾロと降り始める。
少年も降りると、ふぅと溜息をついた。
《今日も頑張るかあ…》
?「ユウ!」
よし、と力を込めていると、どこかから声がする。
少年が振り返ると、人を掻き分けて走ってくる男の子が一人…。
悠「真鍋」
真鍋「よっ!」
少年…もとい、悠の前まで来ると、真鍋という男の子は片手を上げ、爽やかに挨拶をした。
悠「よって、元気だなあ」
真鍋「あはは!ユウはまた満員バスに揺られて、ぐったりか」
悠「そうだよ」
悠がこう返事をすると、真鍋幸斗(マナベ ユキト)はいじわるそうに歯を見せ笑い、悠の隣を一緒に歩き出した。
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