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夏樹の顔がますます強ばる。 …………やばい ……なんか…………吐きそうだ――! そう思った瞬間、都が俺の手を取る。 「美波君、ちょっとココ頼める?なんか本当に具合悪そうだから、私、保健室に連れていくわ」 「だったら俺が――」 「すぐ戻るから」 都は間髪を容れずにまくし立て、夏樹を放送室から連れ出し、すぐ下の階にある保健室に向かった。
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