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―辿院―
娑沱は門からかなり歩いた、ここに来るまで何人の同胞を斬ったかは憶えていない。
「止まれ‼」
前から数人の仙人が武器を持ちやって来る、娑沱を取り囲み
「ここから先には通さん‼‼」
「そうか…ならば死ね‼」
剣を横に振ると光が漏れる
一閃
一瞬で囲んだ仙人達の体がバラバラになった。
「雑魚が俺に逆らうからだ」
娑沱はさらに進む
―中央―
そこには数多くの年老いた仙人達がいた
「は、は、反逆者めが💦❗我々が束になって、か、掛れば貴様なぞ💦💦❗」
震え叫ぶ仙人は娑沱に対して言う
「ならば俺を倒してみろ」娑沱はその仙人を斬るとその遺体を蹴り飛ばす。
他の仙人達は脅え後退る。「ほら、一瞬で昇天するから逃げるな」
ニコッと笑うと光が漏れる
一閃、二閃、三閃、四閃
あっという間にそこにいた仙人達はバラバラになった。「これで仙人達は全員死んだ、もはやここにいる理由はない」
娑沱は振り返り歩き出す
が突然、娑沱の体に異様な模様が刻まれ
「な、なんだ💦‼これは‼‼」
模様が光輝き娑沱を包む
気付けば娑沱は消えていた。
入口から誰かが歩いてくる
この者が娑沱を封印した張本人だった。名は仏の中でその名を知らない者はいない。
その者の名は釈迦様。
「君は大罪を犯した、君は数万年ここで眠っていなさい…………」
釈迦様は娑沱を封じた玉をこの場に置いていく。
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