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「今日は、色々といい物を見せてもらったよ」
「、、なんだか不本意ですねぇ」
タケルの差し出した手を取り握手を交わす。
「明日の出航には見送りに行くよ」
「いいんですか?先輩だって明日は忙しい筈でしょ?」
タケルの出航は、その10時間後。
本来なら、多忙な時間帯の筈だ。
「大丈夫だ。
なんせ、新人艦長だからな、、いても何をしていいわからんさ」
「わかりました。
お待ちしてますよ」
それじゃと立ち去ろうとする二人にタケルは、少し悩んでから声をかける事にした。
「あぁ少尉!ちょっと」
不思議そうに振り向いた少尉に。
「癖のある奴だから、色々大変だと思うが、よろしく頼むよ!」
「了解しました!」
一瞬怪訝な表情を浮かべたが、直ぐに表情をただした少尉が敬礼を返してきた。
「何してるんです!
置いてきますよ!!」
「あ?ちょ、、待って下さい!!」
さっさと歩いて行くシンの背中を追い掛ける様に少尉が小走りに走り出して、少し進んで一度振り返り再度敬礼。
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