第2章 試練

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純二 「誰かにいじめられたのか?孝行か!?」 なおみ 「違うの。実は…」 なおみは今日学校であったことを話した。 純二 「…そうか。しまったなぁ。もう少し離れた所で下ろせばよかったな。で、先生は当分会うなって言うんだな」 なおみ 「…うん」 純二 「当分ってどれくらいだよ」 なおみ 「わからない」 純二 「どうせテストだし、俺はずっと待ってるよ。君への気持ちは一生変わらないって自信あるし、君の気持ちが変わらない限り、また会えるようになるさ。噂なんてすぐに消えるよ。心配すんな」 なおみ 「うん。なんだか自信出てきた」 純二 「じゃぁそろそろ帰るよ」 なおみ 「…うん」 純二 「…なおみ」 なおみ 「えっ?」 なおみは、純二が自分のことを「なおみ」と呼び捨てにしたので、ドキッとした。 その時純二は、なおみを抱き寄せ、頬に軽くキスした。 なおみ 「あっ…、ありがとう」 キスされた瞬間、なおみは身震いし、照れてうつむいて言った。 純二はにっこり微笑み、照れてるなおみを見てかわいいと思った。 純二 「奥さん、お邪魔しました」 良子 「なおみが無理言ってごめんなさいね」 純二 「いえ、俺も会いたかったし。じゃおやすみなさい」 なおみ 「気をつけてね」 純二 「ああ、おやすみ」
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