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純二
「誰かにいじめられたのか?孝行か!?」
なおみ
「違うの。実は…」
なおみは今日学校であったことを話した。
純二
「…そうか。しまったなぁ。もう少し離れた所で下ろせばよかったな。で、先生は当分会うなって言うんだな」
なおみ
「…うん」
純二
「当分ってどれくらいだよ」
なおみ
「わからない」
純二
「どうせテストだし、俺はずっと待ってるよ。君への気持ちは一生変わらないって自信あるし、君の気持ちが変わらない限り、また会えるようになるさ。噂なんてすぐに消えるよ。心配すんな」
なおみ
「うん。なんだか自信出てきた」
純二
「じゃぁそろそろ帰るよ」
なおみ
「…うん」
純二
「…なおみ」
なおみ
「えっ?」
なおみは、純二が自分のことを「なおみ」と呼び捨てにしたので、ドキッとした。
その時純二は、なおみを抱き寄せ、頬に軽くキスした。
なおみ
「あっ…、ありがとう」
キスされた瞬間、なおみは身震いし、照れてうつむいて言った。
純二はにっこり微笑み、照れてるなおみを見てかわいいと思った。
純二
「奥さん、お邪魔しました」
良子
「なおみが無理言ってごめんなさいね」
純二
「いえ、俺も会いたかったし。じゃおやすみなさい」
なおみ
「気をつけてね」
純二
「ああ、おやすみ」
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