騒がしい季節

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雅は席に座りホームルームが再開される。 そして放課後… 女子達が雅に向かって行った。 「天王寺さん! 桜雅君と知り合いなの!?」 「え、ええ。向こうの学校が一緒だったので」 「と言うことは桜雅君の追っかけ?」 「…そう言う事になりますわね」 「ライバルが増えましたね…でも私は諦めませんから」 そして女子達は帰って行った。 「どういう事ですの?」 「ここは男子が少ないから転校初日から狙われていたんだよ」 「へぇ…なるほど…それはなかなか面白そうですわね」 ヤバい。何か雰囲気がおかしいぞ。 「桜雅。今日は暇ですわよね?」 「は?」 「暇ですわよね!?」 「あ、あぁ…」 「だったらこの町を案内しなさい」
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