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「いえいえ、雅ちゃん」
お互いを名前で呼び合い私達は微笑む。
そして私はある事を思い出した。
「でもライバルが多いよ? 桜雅君の事私の友達も気に入ってるし」
「その時は私の力を見せつけるだけですわ」
雅ちゃんはそう言って勝ち気な笑みを浮かべた。
「いつの間に仲良くなったんだ、お前達」
桜雅君が戻って来たので私は人差し指を口に当てた。
「秘密だよ。ね、雅ちゃん」
「そうですわね、桜」
「んん~?」
怪訝な顔で桜雅君は首を傾げていた。
そう。女の子だけの秘密。
※
夕方になってしまい俺達は家に向かう。
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