騒がしい季節

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「一夜を共にした?」 「ちょ…恵先輩!?」 「あら、違うわね。二夜だったわ」 「何だって~!?」 「先輩…煽ってどうするんですか…」 「だって本当の事でしょう?」 「た、確かにそうですけど…」 「榊桜雅~?」 「桜雅~! テメーはー!」 「ほら~!」 「取りあえず証明できたわね。私は桜雅君のものだって」 「天誅~!」 「まっさーつ!!」 「ぐはぁぁぁ!」 見事に2人の鉄拳により血の池地獄を見る羽目になってしまった。 「…悪かったって。そんなふてくされた顔すんなよ」 「何回も謝ってるのだから許してください」 放課後。拗ねてる俺に2人は何回も謝ってきた。
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