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いつものこと
ある日の夕方。あたしはいつも通り龍舞といつもの道を帰っていた。相変わらずケンカをしていた。
そしたら他校の女子集団が物凄い勢いでこっちに来た。あたし達はとっさに逃げてしまった(笑)どうせ龍舞目当てだったのだろう。
『はぁはぁ、とっさに逃げちゃったけどさあの子らの制服M女だったょ。M女の子って可愛い子がいるって有名じゃん。惜しいことしたね(笑)』
『うっわーマジかょ。お前が逃げるから俺もとっさに逃げちゃったじゃん』
『人のせいにするとかマジたち悪いし。つーかいきなりあんな勢いで来られたら普通逃げるっしょ』
『あーあ、絶対あの子らは俺に気があったな』
『何その根拠のない自信。マジ自信過剰すぎ』
『またそうやって鳥歌は冗談が通じねぇんだから。まぁ俺は顔より中身で選ぶからな』
『よく言うよ』
こんな事も毎日繰り返されていた。でもこんな日々があたしは幸せだったんだ。ケンカする事でお互いストレスを溜めなくて済むし何より楽しかった。
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