第一章 初任務……怜亜side

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ガチャ ガンッ 「すみません寝坊しました!!」 そんな話をしていると、訓練所の扉が勢いよく開き、勢いよくその扉にぶつかり、皐月が入って来た。 「お、やっと来たッスね」 ぶつけた頭を擦りながら、こちらに向かって来る皐月を見て、天無が呟く。 「すみません、早速行きましょう。午前中にミラージュの部屋に案内、任務の説明をして、午後からはすぐに任務に出て貰うんで」 皐月は怜亜たちの所に来ると、手短にそう説明して、ホラホラと自分が遅れたことを棚に上げ、8人を急かす。 「それじゃ、頑張って来るッス。休みの日は俺たちも顔出すッス」 慌て荷物を持って、出口に向かう8人にそう声をかける天無。怜亜はそれに振り返って、「ありがとうございます」と答えると出口から出て行った。 「さて、じゃあ学園に行くッスよ」 怜亜たちが出て行ったのを確認すると、天無が霞と郁馬に言う。 その言葉に2人は頷き、3人も訓練所から出て行った。
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