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私の名前は雪下薫という。
私は研究に没頭し過ぎて寂しい独り身だ。
私も一度くらいは女の裸体を拝んでみたいものだ。
でも、現実はそう甘くわない。
はぁ……
私は溜め息をつく。
でも、私はその度に自分にこう言い聞かせた。
この研究が成功したら、女の体なんて、色んな角度から覗き見し放題だと。
でも今、思えばこんな馬鹿なことを考えなきゃ良かったと後悔している。
若い頃にお見合いでもして、同じくらいの年代の奥さんを手に入れて、満足しとけば良かったと思う。
でも、この年になって若い女性に好かれるはずもない。
私は若い女性にしか興味はなかった。
つまり、ただの変態親父である。
まぁ、そんなことはどうでもいい。
やっと私の完璧な実験の準備が整ったのだ。
この私が成功すると踏んでいるのだ。
まず、失敗なんてあり得ないはずなのである。
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