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(もぅ駄目だ…。俺このまま死ぬんだな……。)
俺は不思議と今までの人生にくいはなかった…。
だからこの【死】も受け入れられた。
俺の目から一筋の涙がこぼれ落ちた。
(バィバィ…。)
俺が諦めたその時、どっからともなく声がした。
それはまたあの優しく暖かい声だった。
『おやめなさい。』
そう言うと俺の体は止まった。
声の主はまた喋りだした。
『あなたがやった事は決して許される事ではありません。
ですが、貴方を必死で助けようとする者達がいるのも事実です。
なので一回だけ貴方を見逃します。ですがまた同じ過ちを繰り返した時は容赦はしません。
それを肝に免じてこの先生きていきなさい。
貴方を助けようとした者達の為にも…。』
そう言うと俺は目を覚ました。
目の前には俺に群がる皆がいる。
自然と涙が溢れ俺は泣きまくった。
皆も俺に抱き着き泣いていた。
(みんなありがとぅ…。)
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