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次の日。
少年は学校の授業などほとんど聞かず、昨日のことばかり考えていた。
(昨日は少しうかれていて、あまり思わなかったけど、毎年あのクリスマスツリーには結構沢山の飾り付けがあった記憶がある。あの量をあの子が一人でやっていたなんて…、てっきり大人の人が大勢でやってるのかと思っていた。)
少年はほんの少しショックだった。
(よし、クリスマスツリーが完成するまで、協力することにしよう)
少年の決意は固まっていった。
「今日は何をすればいいの?」
「うわ、びっくりした」
少年は放課後、ダッシュでモミの木に向かった。
少女は少年より早く来ていたみたいで、木に登って作業に取り掛かっていた。
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