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その少年は、自分の殻に閉じこもる、ナイーブな子供だった。
だからあまり仲の良い友達は居なかった。
ある日、少年は放課後、家に帰ると牛乳が届いていない事に気が付いた。
少年は牛乳屋に電話をした。
「すいません、牛乳が届いて無いんですけど」
「申し訳ありません、こちらもかなり忙しくて。明日、今日の分も一緒にお届けするという形でよろしいですか?今日の分の代金は結構ですから」
「いえ、それでは困ります。今からそちらに取りに伺ってもよろしいですか?」
「そうしてもらえると幸いです」
少年は、牛乳を取りに行くことにした。
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