ある日の放課後

3/6
前へ
/54ページ
次へ
放課後に遊ぶ友達がいないので、暇潰し程度に考えての行動だった。 少年の家と牛乳屋はそう遠くはない。 少年は自転車が壊れていたので、歩いて行くことにした。 牛乳屋までの道のりは、この町のど真ん中にある巨大なモミの木を通る。 そのモミの木は毎年クリスマスになると沢山の飾りが付けられ、クリスマスツリーとなり、町を賑わせている。 そのモミの木はその華やかさから、人々に希望を与えるとして「サンタクロースの木」とも言われている。 (そういえばもうすぐクリスマスだな、また僕は一人ぼっちなのだろうか) こんなことを考えている内に少年は牛乳屋に到着し、牛乳を貰って帰路についた。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加