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そう言って私が乾いた笑い声をあげるのを無視して彰はもう一度肩を掴んだ
彰「大丈夫!!お前は雑用係に任命するから」
彰はそう言うともう片方の肩にも手を置きながら、うんうんと一人納得したように頷いた
…雑用係?
奏「何…その仕事…」
彰「はぁ…仕方ねぇな…
じゃあ、俺専用にしてやるよ!!」
そう言うと彰は私の髪の毛をぐしゃぐしゃとした
奏「そんなの…もっと嫌!!」
ってか何でもう、私が"Three P"に入る事は決まったみたいな言い方してんの;;?
彰「まったく…我が儘な奴だな…
…じゃあ、彼女にしてやろうか?」
まだ言うか!?と思って俯いていた顔を上げて彰を見ると彰は真剣な顔をして私を見下ろしていた
奏「……意味…わかんない…」
バレた…?と思って弱気になりながらも必死に反論した
彰「………まぁ、冗談はさておき…」
冗談かよ!?
ヒヤヒヤさせやがって!!
紛らわしいんだよ!!
けど、私はこの時知らなかったんだ…
彰が私の表情をずっと目で追っていた事に…
彰「入らねぇなら、お前退学にすっぞ?」
………はい?
奏「何、言って「言っておくけど…簡単だから
この学園では生徒会の命令は絶対」
彰はそう言うと『知ってた?』と言って楽しそうに笑った
…ありえないー!!!!
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