初めましてお嬢様。

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  「すみません遅れました」   無造作な髪にジャケットから覗く仕事の制服が、急いで来ましたと言っていた。   身長は170くらいか、スーツが似合いそうなスレンダ-ボディ。   黒髪で小さな顔、切れ長の瞳。   直感で「タイプ」だと脳が反応した。   彼以外の男子はニンジンにしか見えなくなった。     彼が来てすぐボーリングに移動。   チーム戦で、彼と同じチームになれた時は、心の中でガッツポーズをした。     ボーリングが終わり、移動する時に彼から話しかけられたのを覚えてる。   「これからどうします?帰りますか?それとも一緒に行きますか?」   私の口は勝手に動いていた。   「貴方が行くなら‥」     えぇ、お高くとまってましたよ。   だって好かれたいじゃないの!  
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