13人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
道化師
私はある日を境に道化師となった
道化師とは俗にいうﾋﾟｴﾛのことだ…
何があっても作り笑顔が一瞬で作れるような子になってしまっていた…
近所の人からはお母さんの悪口を度々聞かされていた
私は大人が嫌いだった
心から笑えなくなること…それは孤独を意味していた
誰をも近づかせないように、必ず一定の距離を計り生活するようになってしまっていた
まだ、５歳の子が生きる事に愛想を尽かしてしまっていたのだ
私を知っている人からしたらあり得ない話かも知れない
そんな風には見えない…きっとそれは大人になった今でも…
最初のコメントを投稿しよう！