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そこは荒れ果てていました。
沢山の死体が地面に転がり、黒い煙が空を覆っていました。
「それから僕たちは決めたんだ。戦争なんて、終わらせようって」
はっきりと、一人の男が言いました。
「神を倒すだと?そんな大それた事……」
さっきの男とは違う軍服を着た男が、驚いた様子で答えました。
「全ての国が協力し、世界の統一が完了したんだと思わせるんだよ。そして、封印された扉から神の国へと向かい…神を倒すんだ」
男は手に持ったバナナを見つめて言いました。
「……不毛な争いを続けるより、ずっと良いかもしれないな。よし、首相に報告してみよう」
さっきの男とは違う軍服を着た男が、何かを決意し言いました。
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