幼き日々

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高校なんて正直どうでも良かった。今いる仲間と離れたくなかったし、居心地のいい環境にずっといたかった。 別に勉強が好きな訳でもなければ、わざわざ遠くなる学校に通うのはダルかった。 それに何より今いる居心地のいい環境、仲の良い仲間達と離れたくなかった。 人間は居心地の良い環境から離れたくないものだ。たとえそれが、他人から見れば良い環境ではなくても、人間は一度楽な居場所を見つけたら、そこから動きたくない。 わざわざ今まで作りあげた、作りあげられた環境を壊して、新しい場所へなかなか行きたがらない。 でも、ずっと同じ場所にいるより、勇気を持って一歩踏み出した方が世界が広がる。そして成長する。 今以上の何かを手にする時、苦労もするし、壁にもぶつかるだろう…。 しかし、それを乗り越えなければいつまでも成長しないんだ。。。
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