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夜中の1時・・・
真夏だったけどさすがに日中とは違い暑くは無かった
でもあたしの額からは汗がポタポタと滴り落ちていた
息を切らしながら
なるべく警官らを遠ざけるように懸命に走った
路地裏まで走り抜け狭い通路を渡りまた違う道
迷路をやっているかのようだった
でもそれが翔の考えだった警官を巻く作戦
そして翔が勝った
警官を巻いたのだ
安心してる暇は無い
急いでサヤカの彼氏、潤の携帯に連絡をして訳を話し迎えに来てもらえる様に話しをした
待っている間あたしは不安でいっぱいだった
もし見付かったらどおしよ今度こそ助からないと・・・・
あたしの目からは涙が溢れ出した
翔は力いっぱい抱き締めてくれた
「ごめんな・・・・
杏奈にこんな思いさせてごめんな・・・・
必ず守るから」
翔の手も震えてるのに気付きあたしも翔を力いっぱい抱き締めた
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