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・・・困った事になりました。
「どうしてくれるんだよ、お嬢ちゃんよ?」
「どうして・・・と言われましても。」
柄の悪い人達に絡まれてしまいました。学園の帰り、先に帰ってしまったらしい黎人さんを追いかけていたら肩がぶつかってしまってこんな状況に。
「金払えよ、金。慰謝料。しめて五万ほど。」
「金払えないんなら体で払ってくれる?」
「っやめて下さい!」
急に私の腕を掴んで引き寄せられた。抵抗したけど力でかなう筈もなくて、後ろ手に拘束された。
「へぇ~、結構スタイル良いじゃん。」
「やめて下さい!」
何度振り解こうとしても、強い力で押さえて込まれて。心の中で黎人さんに助けを求めたら・・・
「楽しそうだな。俺も混ぜてくれよ。」
応じてくれたのは見ず知らずの人だった。
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