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一匹の生肉花が大きな千里に襲い掛かってきた瞬間…
ドスッ!
千里のスコップが生肉花の口内を貫いた…
キシャアァァ!!
「植物なのか、動物なのか、ハッキリしなさいよ。」
生肉花から大量の血飛沫が飛び散り、辺り一面が血の海になってしまった…
どぱぁ…!
「きゃあぁ!?」
大量の血の荒波に巻き込まれ、千里は流されてしまった…
ドドドドドッ…
溺れかけていると目の前に黒船が現われた…
「すいません!その船に、乗せていただけませんか!」
『ドウシタンデスカ?』
現われたのは中年太りをした一人の男だった…
「見ればわかるでしょ!」
『海開キデスネ、ワカリマス』
「違うからッ!」
ガチンッ!
千里は船にスコップを引っ掛けて乗り込んだ…
「助かったわ、ありがとう。私の名前は木津千里よ。あなたは?」
『ペリー、ト申シマス。開国スルタメニヤッテ来マシタ…』
「開国?」
『ソウデース!開国デス!今カラ“バラバラノオ茶会”ガ開カレルノデ出席シニ行クノデス!』
「バラバラのお茶会…。もしかしたら、そこにウサギさんがいるのかも…。私も出席させてもらってもいいかしら?」
『OKデスヨ!他ノ人タチハドウカ、ワカリマセンガ…』
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