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前夜の豪雪から一変して清々しい朝だった
「早く起きなさい」
1階から響く声
「はーい」
眠いまなこを擦りながらよたよたと階段を降りていく
「今日はガッコー休みだよぉ?」
「いいから外見てみなさい」
言われるがままに外を見る
口が開いたまま戻らなかった
外を見ると一面の銀景色が広がっていた
「遊んできていい?」
目を爛々に輝かせながら言った
「朝ご飯食べて、あったかい格好していきなさいよ」
「うん」
と言うが早いか朝ご飯を口に詰め込んだ
服を着替え、長靴を履き、シャベルを持って銀世界への扉を開いた
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