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「言葉を返すが、親父。勝手に家を出て行き、更には人間に染まるような、軟弱な姉など殺してこの俺が……」
鬼一族の子供で、呉羽について行った鬼、シュラの弟、レイが父に盾突いた。
「そういうお前だから、任せられんのだ!」
ガコォン!
レイは、鉄の置物に八つ当たりをするように殴り、出て行った。
「あの子の何でも『殺せばいい』などという考えが、非道だというのに…」
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