最終話

7/7
17人が本棚に入れています
本棚に追加
/408ページ
『それはね』 職員室のドアを開けられた。 『先生方揃っていますね。 今年の新しい先生の一人をお連れしました』 校長はそう告げた。 『入って来て下さい。 響さん』 『麻友美か?』 拓はスーツを着た麻友美が職員室に入って来た。 『此処に来ちゃいました。 たー先生』 『そうか。 そんな事よりも挨拶をしろ』 『そうでしたね。 今年桜ノ宮高等学校の先生をさせていただきます、響麻友美です。 数年前に此処の生徒でした』 麻友美は頭を下げた。 拓はフッと笑いながら拓を見ていた。 拓は遠くない未来に麻友美の気持ちに答えようと考えていた。 拓はタイミングと言う言い訳で逃げないで答えようと。 麻友美は頭をあげて拓の顔を見つめていた。 『麻友美先生。 急な話しだがちょっと来てくれ』 拓は立ち上がり、麻友美の腕を引き、職員室を出て行く。 『拓先生・・男になったわね』 花香はその行動に驚く事なく見送る。 校長を始め、周りの先生は驚いていた。 あっこの後の事はあえて話さないでおこう。 此処からは拓と麻友美の問題だからな。 THE END
/408ページ

最初のコメントを投稿しよう!