最初の目的

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「ウインドカッター」 ベルクに狙われるわけで ベルクの掌から、風の刃が放たれる 「マジでか」 ザルガはそれを軽々と避け、ダンクの後ろに移動する 「おい。どういうつもりだ?」 「ハハハッ。生徒を助けるのが、教師の仕事だろ?」 「いやいや。……この場合は……」 ダンクは少し考え、そして 「喧嘩両成敗だ」 二人の頭に、思い切り、拳骨を喰らわせた 「あー、痛い。加減しろよな」 ダンクに殴られた後、ザルガは水道で頭を冷やしていた 「大体な、教師が生徒に暴力をふるっていいのか?」 ぶつぶつと呟くザルガの頭に、ふと、優しく触れる何かを感じた 「頭、大丈夫?」 ザルガの頭を撫でながら、尋ねる少女。 淡い水色の髪、頭のてっぺんで、ピョンと跳ねた癖毛。 小柄な体型が、見た目を若く感じさせるが、ザルガと同じ年齢。 ザルガと同じく、魔力を持たない魔力0。ハヤテ
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